素直な心

”素直な心”永遠のテーマです。

ツールド大隅、恐るべし。

とにかく、前へ、ひとペダル。
ハンパない坂。桜島では出口と入り口に、10%弱の坂が、何回も何回も連続して、一周の2/3くらいが坂。トータルしたら20キロ以上あまり続く。
そして、とどめは、コース最後の10キロ。それまで、100キロ走ってきて、ほとんど足は残ってない状況で、2キロあまりの10%以上の坂が10キロに渡って何度も襲いかかってきて、これでもかと、体力、気力をもぎ取っていく。プライドさえも。
坂の途中で、何度、心が折れそうになっただろう。その度に、我を忘れ、何回も叫んだ。糞やろう、ばか野郎、くそったれ、負けてたまるか。それでも男か、そんな言葉を、小さく怒鳴りながら、何とか全ての坂をクリヤー。するとまた、次の坂。
とにかく前へ、そして、自分が考えていた以上の結果で完走。
なんと気持ちがいいことか。息も絶え絶え、心臓はバクバクのなかでも、ゴールして大会関係者の祝福の拍手。何にも変えがたい最高の達成感が、ハンパなく感じることが出来て・・・・。
ホントにそうなんです。大会が用意した休憩所以外では一度も足を止めず、自分のペースより、少し上げたペースで、ペダルを漕ぎ続け、大会前、私のテーマでした。ペダルを漕ぎ続けることを・・・


本来、やれば出来る何て言いますが、そんな簡単なことではなくて、私にとっては、別次元のチャレンジ、そして、感じた達成感。ただ、、写真はほとんど撮らす、大会の開会式くらいかな。
なにしろ、目の錯覚で、いつもは、ヒイヒイハアハア言ってる、7%、8%の坂が平坦に感じてしまうくらいでした。
実は、今日のルートの最後の坂の部分は、YouTubeでイメージトレーニングしながら、この坂なら最悪、自転車降りて、歩いてもいいかなと、自分の中では、思っていて、言い訳を、心の中に準備してました。とにかく、ただ、そこまでは、歩く距離の時間のロスを、できる限りの、カバーしようと、全力で走っていましたね。
でも、意地ですかね。いざ、坂を上り始めると、失速して坂の途中で、転倒するまでは、絶対に踏み続ける。そんな想いに変わっていました。
時速4キロ。多分、3キロなら失速して転倒だろうな。そう思いながら、失速寸前の速度を、なんとかキープするんだ。それだけでした。途中、若いサイクリストの方から、何人も抜かれて、ちきしょう!!!。と、思いつつも、少なくとも後10キロもない距離までは、俺が速かっただ。そう、自分の気持ちを、切らさぬようにペダルを踏んでいました。
これまで、3回の大会に参加しているが、距離は一番短いのに、一番厳しかった、コースでした。
苦しくて、それでも、あらん限りの粘り腰で、耐えて、耐えて、とにかく、もう一ペダルを踏み込もう。踏み込めたら、また、もう一ペダルを。そんな、一つ一つの積み重ね。そして、その一歩が、重く、苦しいものであっても、とにかく、もう一歩。その気持ちが大切なんだなと、とにかく、もう一歩。そんなことを、感じた68歳の最後の1日、多分今までの人生のなかでも、こんなにも、一つ一つの積み重ねが、大切なんだなと、強く感じた事、なかったかもしれません。
私も、少しくらい、大人に成長したかな。(遅)・・・・(笑)
さあ、今日から、69歳。来年の今日も、ロードバイクに乗って、ヒイヒイハアハアを、思いっきり感じていたらいいな~~~~~。
昨夜は、ホテルで食事をした後、大会からの帰り道、コンビニで、購入していたショートケーキを、1個。今朝、食事の後、缶コーヒーと小さなケーキで、1人で誕生日祝いを・・・・。(笑)


自分に、人生最高の誕生日、おめでとう。
乾杯~~~~~。

次は、二週間後の地元のイベント、薩摩川内市サイクルフェスタ。50キロ。このコース
も、10%弱の坂の連続。平坦部は?、あるかな。そんなコースで、手強い。でも、今日のコースに比べたら、なんでもない気がしてきてます。とにかく、嘗めてかかるのは、よろしくないし、自分らしくない。とにかく、全力で走りきりますよ。
そうそう、ちゃり蔵、ありがとう。これからも、サポート頼んだそ。

スポーツの、本当の楽しさ、素晴らしさって、この気持ちなのかもしれないな~~~♥。

スタート風景。隙間もない状態で、一斉スタート。めちゃ怖かったです。

この坂、11%から始まる15%の坂だったかな。ゴール前200mくらい。

ゴール前10キロから始まる10%越えの坂の最後の坂。

残っていない足に、もういちっどだけ、あらん限りのパワーを振り絞って登った坂でした。